山梨県西部・南アルプス（赤石山脈）や東部を櫛形山系、南部を身延山地に抱かれ、早川沿いにある日本でも有数の古湯が西山温泉。開湯はおよそ1300年前の慶雲2年（705年）に藤原真人が川の中から湧出している温泉を発見したと伝えられている。また孝謙天皇が奈良田温泉滞在中に来訪した云われ、武田信玄、徳川家康の隠し湯だった云われている。往時より今日に至るまで枯れることなく湧き続け、人々の疲れを癒し続けてきた。平成23年にはギネスワールドレコーズ」に世界で最も古い歴史を持つ宿として認定された。温泉の泉質は含土類芒硝塩泉。泉温は43℃で。湯量は39〜2000リットル/分。温泉の効能は胃腸病、婦人病、糖尿病、筋肉痛、便秘、美肌効果、動脈硬化、高血圧症、外傷、慢性関節炎など。JR身延駅から山梨交通バス奈良田行きで約90分。
【開湯日】
慶雲2年（705年）
【温泉の泉質】
弱アルカリ性単純温泉
【温泉の温度】【源泉のpH値】
52.5度 9.4のアルカリ性
西山温泉 アクセス
●JR身延線➡︎身延駅➡︎バス➡︎奈良田温泉行き➡︎約1時間26分➡︎西山温泉下車すぐ
●JR身延線➡︎下部温泉駅➡︎バス➡︎約65分➡︎西山温泉下車すぐ
●中央道➡︎甲府南IC➡︎車➡︎約95分 ●中部横断道➡︎富沢IC➡︎車➡︎約80分
西山温泉 近くの観光スポット【白籏史朗山岳写真館】
山梨県出身の写真家、白籏史朗氏の作品が展示されている記念館。階段を上がってモダンな建物に入ると、迫力ある山岳写真が目に飛び込んでくる。実際に登らないと見られないような荒々しく、そして美しい山々の風景は圧巻。静かに時がながれる館内で、しばし時間を忘れて世界の名峰の記録を鑑賞してみたい。白籏の卓越した感性が生んだ作品でら、新たな南アルプスの魅力が発見できそう。
