桟温泉

長野県

街道時代を今に伝える日本三大奇橋、木曽の桟の近くに湧く一軒宿の桟温泉。昭和の初めに、この川べりの砂地で休憩した田立村の人が鉱泉を発見した。しかし、県へ占用手続をしたが、名勝保存地区のため許可できないという回答があり、鉱泉採取ができなくなった時期がある。その後、昭和31年(1956年)開業に創業。江戸時代ころからやけどやかぶれに良く効く薬水と云われる鉱泉が湧出しており、これを利用したも。湯はやや温めの湯がじんわりと体を温めてくれる。暫く浸かると、身体の芯までぽっぽと火照ってくる。近くには、松尾芭蕉の「桟や いのちをからむ 蔦かづら」の句碑が建つ。温泉の泉種は弱酸性単純二酸化炭素冷鉱泉。温泉の効能は胃腸病、胃腸カタル、神経痛、リューマチ性疾患など。

【開湯日】

 昭和31年(1956年)

【温泉の泉質】

 弱酸性単純二酸化炭素冷鉱泉

【温泉の温度】【源泉のpH値】

   13,0度 .3の弱差酸性

桟温泉 アクセス

●中央道➡塩尻I.C.➡R19➡中津川方向➡約60分➡桟温泉
●中央道➡中津川I.C.➡R19➡塩尻方向➡約60分➡桟温泉
●R19➡木曽の棧➡交差点➡木曽の棧➡約60分➡桟温泉
●JR中央本線➡上松駅➡木曽福島駅➡約3.5km➡桟温泉

桟温泉 近くの観光スポット【寝覚の床】

寝覚の床は、奇岩が約1.5km続く景勝地(名勝)。木曽川の急流が花崗岩の岩盤を浸食し、屏風岩・烏帽子岩・象岩・獅子岩などや木曽八景の幻想的な眺めを造り出した。花崗岩特有の割れ方が、大きな箱を並べたような不思議な造形で、龍宮城から戻った浦島太郎がここで玉手箱を開け、300歳の老翁になり、夢から覚めたという伝説からその名が付いた。1923年には国の名勝に指定され、現在は県立公園特別地域となっている。

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