霊泉寺温泉

長野県

長野県中央部、美ヶ原の北裾、三方を山に抱かれた上田市にある霊泉寺温泉。千曲川の支流内村川渓谷に沿い、上流の大塩、鹿教湯温泉とともに内村温泉郷と呼ばれる。その歴史は古く、安和1年(968年)に寺の境内に温泉が湧出、効能が大きかったので寺号を霊泉寺としたと云い、かつては曹洞宗の古刹で知られる霊泉禅寺が温泉を経営していた。謡曲「紅葉狩」で知られる戸隠の鬼女を退治した平維茂が、山懐より湧き出るお湯を見つけ、疲れ傷ついた体を癒したと云う。また、この地に寺を建て霊泉寺と名付けたと伝説も残っている。明治10年(1877年)の大火で温泉も衰退した。温泉の泉質は石膏性苦味泉・アルカリ性単純温泉、泉温は43度。温泉の効能は慢性関節炎・慢性筋肉痛・リュウマチ・痛風、神経痛、神経炎、創傷・火傷、慢性皮膚炎、蕁麻疹など。

【開湯日】

 安和1年(968年)

【温泉の泉質】

 石膏性苦味泉・アルカリ性単純温泉

【温泉の温度】【源泉のpH値】

   43度      8.9のアルカリ性

霊泉寺温泉 アクセス

⚫️上信越道➡東部湯の丸IC➡車➡約30分➡霊泉寺温泉
⚫️長野道➡松本IC➡車➡約50分(徒歩約20分) ➡霊泉寺温泉
⚫️JR北陸新幹線➡上田駅➡バス約➡60分(徒歩約20分)➡霊泉寺温泉
⚫️JR篠ノ井線➡松本駅➡バス➡約50分(タクシー約10分)➡霊泉寺温泉

霊泉寺温泉 近くの観光スポット【霊泉禅寺】

弘安元年(1278年)に平頼臣繁有が開基し、霊峰源興禅師を開山として臨済宗建長寺の末寺として再建。その後、天正2年(1574年)に武田信玄の助力により高井郡谷厳寺魯庵俊誉禅師を中興の開山として復興、曹洞宗の寺となった。本堂の西側にある五輪塔は繁長の供養塔と云われ、樹齢700年の大欅がそびえている。

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