天竜峡温泉

長野県

名勝地として知られる天龍峡沿いに、平成元年(1989年)掘削し湧出したのが天龍峡温泉。湯は全国第7位のラドン含有量を誇り、天延ラドン温泉とも称されている。天然ラドン泉は皮膚表面から有効成分が吸収され、鎮痛効果と解毒作用のある療養泉としても知られる。源泉温は無色透明約31度、ph9.8のアルカリ泉。温泉の泉質は単純弱放射能温泉(アルカリ性低張性低温泉)。温泉の効能は胆石症、神経痛、関節痛、痛風、慢性胆嚢症、慢性皮膚病、運動マヒ、打撲、冷え性、慢性婦人病、高血圧症、慢性消化器病、疲労回復、動脈硬化など。また、バブル崩壊の影響に加え、他の温泉地などとの競合によって観光客は漸減し、施設老朽化などもあり、平成7年(1995年)以降、11軒あった宿泊施設のうち4軒が閉鎖に追い込まれた。

【開湯日】

 平成元年(1989年)

【温泉の泉質】

 弱アルカリ性単純温泉

【温泉の温度】【源泉のpH値】

   30.6度     10.2アルカリ性

天龍峡温泉 アクセス

天龍峡温泉 近くの観光スポット【天竜峡】

諏訪湖を水源とし飯田町の南西約5kmを流れ、伊那谷を貫いて太平洋に注ぐ天龍川。天竜奥三河国定公園内に位置し、天竜川の浸食により、川の両岸に巨岩奇岩がそびえ立つ天龍峡。春の新緑や山桜、夏の緑と山百合、秋のもみじ、冬の雪景色など四季折々の景観が楽しめる名勝。弘化4年(1847年)に、備中国岡山の儒学者・阪谷朗廬が岩を砕く激流と、高い岩壁・断崖の景観を見て命名したと云われる。昭和9年(1934年)に国指定名勝に、昭和26年(1951年)に県立公園、昭和44年(1964年)に天龍奥三河国定公園に指定される。

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