大牧温泉

富山県

大牧温泉の開湯は寿永2年(1183年)。平家の武将が源氏の追撃を逃れ隠れ家を求めて大牧の辺りを彷徨っていた時、河畔からコンコンと湧き出る温泉を発見。その湯を口にし湯あみをして創傷の身を治したのが始まりと伝説が残っているくらい程歴史は古い。昭和5年(1930年)に小牧ダムが完成した際に温泉はダムに沈んだ。多くの村人が親しんでいた温泉を何とか続けようと、豊富に湧き出る源泉を湖底から採り込み、温泉宿は湖面の上に移転して大牧温泉を存続させた。しかしダムを渡る交通手段は船以外整備されず今日まで至っている。小牧ダムより遊覧船で約30分、船でしか行けない秘境と称される温泉地。また小牧ダムは完成当時、東洋一の規模を誇り、平成14年(2002年)に国の登録有形文化財に指定された。温泉の泉質はナトリウム・カルシウム – 塩化物・硫化塩泉。温泉の効能は関節リウマチ、変形性関 節症、腰痛症、神経痛、五十肩、打撲、捻挫などの慢性期。

【開湯日】

  寿永2年(1183年)

【温泉の泉質】

  ナトリウム・カルシウム – 塩化物・硫化塩泉

【温泉の温度】【源泉のpH値】

   58度      8.14の弱アルカリ性

大牧温泉 アクセス

⚫️JR新高岡駅➡バス➡小牧堰堤行➡終点➡大牧行き遊覧船乗換➡約30分➡大牧温泉
⚫️北陸道➡砺波IC➡R156➡約11km➡約15分➡大牧温泉
⚫️砺波市小牧➡小牧ダム➡庄川遊覧船➡約30分➡大牧温泉
⚫️能越道➡小矢部JCT➡北陸道➡富山方面➡北陸自道➡砺波IC➡R156➡岐阜方面直進➡約20分➡大牧温泉
⚫️東海北陸道➡五箇IC➡約50分➡大牧温泉
⚫️あいの風とやま鉄道線➡高岡駅➡古城公園口➡小牧行➡終点の小牧下車➡大牧温泉

大牧温泉 近くの観光スポット【相倉合掌造り集落】

平成7年に世界文化遺産に登録された相倉合掌造り集落。20棟の合掌造りの家屋が現存し、その多くは江戸時代末期から明治時代にかけて建てられたもので、五箇山の歴史的な風景が今も残る集落。現在も人々が生活をしており、世界的にも珍しい人が住まう世界遺産。他にも合掌造り家屋を利用した資料館やお土産、飲食店、民宿も充実している。

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