湯村温泉

山梨県

大同3年(808年)に弘法大師により発見されたという説と、鷲が傷を癒している所を当時湯村に住んでいた村人が発見したとする説がある湯村温泉。甲陽軍鑑に拠れば、天文17年(1511年)、村上義清との上田原の戦い後に武田晴信が30日間湯治をしたと記述され、戦国時代には信玄の隠し湯で志磨の湯と呼ばれていた。武田二十四将の一人である多田三八による天狗退治の伝説があり鬼の湯伝説とも呼ばれている。源泉は12箇所あり、その温度は平均40.8℃。加水をせず、加温も殆ど必要がない泉質の変化を最もさせずに使える温度。湧出量は1分間に966.3リットルですから、1日では1391.4722リットル(ドラム缶6.957本分)と湯量は豊富。温泉の泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物泉、ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉、ナトリウム-塩化物泉。温泉の効能は神経痛、筋肉痛、関節痛、関節のこわばり、打ち身、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性、切り傷、火傷、慢性皮膚病、慢性婦人病など。

【開湯日】

 大同3年(808年)の説と天文17年(1511年)がある

【温泉の泉質】

 ナトリウム・カルシウム-塩化物泉、ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉、ナトリウム-塩化物泉

【温泉の温度】【源泉のpH値】

   40.8度    8.24の弱アルカリ性

湯村温泉 アクセス

●中央道➡︎甲府昭和IC➡︎約20分➡︎湯村温泉
●JR甲府駅➡︎バスターミナル➡︎湯村温泉入口下車➡︎湯村温泉

湯村温泉 近くの観光スポット【塩澤寺】

塩澤寺は甲府市にある真言宗智山派の寺院。山号は福田山。 真言宗の祖・弘法大師空海上人が大同3年(808年)に、全国遊行の途中に当山に立ち寄り開創。地蔵堂は国指定重要文化財で、 地元では厄地蔵さんの名で親しまれ、四国八十八ヵ所巡りと同じご利益があるお砂踏霊場もある。毎年2月に厄除地蔵尊大祭が行わ、年末年始には大勢の参拝者で賑わう。

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