入来温泉

鹿児島県

鹿児島県の北西部に位置する薩摩川内市入来町の温泉。その歴史は古く、南北朝時代の建徳2年(1371年)に副田湯としての記録が残っている。また藩政時代には湯治場として栄え、開湯は約700年前の天保14年(1843年)に、薩摩藩編纂の三国名勝図会にも記載されたいる。歴代藩主が訪れている由緒ある温泉で、幕末期には維新三傑の一人・大久保利通も入来の湯で汗を流している。明治53年(1900年)に私営温泉が新設され、大正6年(1917年)からは入浴料をとる公営浴場が営業を開始し、昭和時代には私営の公衆浴場亀の湯も新設された。現在は3軒の温泉宿と平成27年(2015年)には温泉施設施設がオープン。温泉の泉質はナトリウムイオンー塩化物イオン。温泉の効能は神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労回復、冷性、打身、皮膚病、切傷、慢性消化器病etc。

⚫入来温泉近くの観光スポット【入来麓武家屋敷群】
21の領地を保有する薩摩藩には、その領主も本宅をお屋敷と称して鹿児島城下に置かされた。本領地の領主館は仮屋と呼ぶように定められた。入来の仮屋は鶴丸城を模して造られ、旧大手門前の濠や広馬場そして下門口が旧観を留めている。また、この武家屋敷は薩摩藩が置いた麓と呼ぶ外城の一つで、門口には茅葺や瓦葺の武家門を建て、川原石の玉石で石垣を積み、薩摩藩の外城特有の屋敷構えになっている。

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