鰻温泉

鹿児島県

鹿児島県薩摩半島の南東端、指宿市山川地区の鰻池の北東湖畔に位置する鰻集落に湧く鰻温泉。歴史は古く、寛延3年(1750年)頃から温泉として利用されており、江戸時代後期の三国名勝図会にも記載されている。明治7年(1874年)には西郷隆盛が1ヶ月間滞在し、記念の襦袢が今も保管されている。明治34年(1901年)に公衆浴場が開設された。また、噴気孔から沸々と湧き出す熱い蒸気が噴煙を上げ、冷たい水道水も温かくなるほど、地熱のエネルギーが豊富な温泉で、家々の庭先には、温泉噴気を利用した巣目(すめ)と呼ばれる釜戸があり、日常の炊事に利用されている。温泉の泉質は単純硫黄泉。泉温は88度。温泉の効能は神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病気回復期、疲労回復、健康増進、切り傷、慢性皮膚病、慢性婦人病、糖尿病など。

⚫鰻温泉近くの観光スポット【鰻池】
火口湖ゆえ、神秘的な雰囲気を醸しだしている鰻池。鹿児島県指宿市にある直径1.3km、面積1.20km²、水面の標高120m、水深56.m、ほぼ円形の火口湖。鍋底状の地形になっており、流入する大きな川も流出する川もないが、池の畔には鰻温泉があり、高温の水蒸気が噴出している。この蒸気を利用した「スメ」と呼ばれる蒸し器が炊事に利用され、大正元年(1912年)頃からウナギの養殖が行われていた、しかし水質悪化や後継者不足などの問題によって平成8年(1996年)にウナギの養殖終了している。

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