湯田川温泉

山形県

和銅5年(712年)、傷を負った1羽の白鷺が葦原に降り、そこに湧いていた湯で傷を癒したと伝えられる湯田川温泉。そのため昔は白鷺の湯と呼ばれていた。湯田川温泉は鶴岡市街の南西に位置し、金峯山・虚空蔵山の山麓に湧く温泉で、鶴岡の奥座敷として歴代藩主にも親しまれてきた。温泉街には今でも、瓦葺きの建物と石畳の道が織り成す郷愁あふれる風景が広がる。地元が生んだ歴史小説作家の藤沢周平をはじめ、種田山頭火、竹久夢二、柳田国男、横光利一など、萎びた情緒ある宿に逗留して構想を練り、執筆を重ねた足跡が残されている。温泉の泉質は硫酸塩酸。源泉温度は40℃〜44℃。温泉の効能は神経痛、筋肉痛、動脈硬化、皮膚病、打撲など。

⚫湯田川温泉近くの観光スポット【旧西田川郡役所】

廃藩置県後、鶴岡・置賜・山形の3つの県が統合され一つになった。現在の山形県が誕生した。明治11年(1878年)に郡制度が施行され、鶴岡は西田川郡と変更され、郡役所として明治14年(1881年)に建てられたのが旧西田川郡役所。明治天皇が東北御巡幸のおりには御宿舎となった由緒ある建物。時計塔やバルコニーが設置された木造2階両翼1階建て高さ20mで、ルネッサンス様式をとりいれた擬洋風建築。昭和44年)1965年)に国の重要文化財に指定され、現地(現在の消防署)で永く保存するには難しいことから、昭和47年(1972年)に致道博物館へ移築された。

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