毒沢鉱泉

長野県

毒沢温泉の歴史は古く約450年前に遡る。永禄年間に武田信玄が金発掘の際、怪我人の治療に利用したと伝えられている。場所は諏訪湖の北約4km、標高900mの国道沿の閑静な山間にある。毒沢と云う名前は、この地に金鉱があった名残と、効能豊かな湯であることから人を寄せつけないように名付けられたと云う説がある。昭和9年(1934年)医薬品と見なされ、幼少時代の館主が鉱泉に救われて以来、より一層評判が高まり各地から湯治に訪れる人で賑わうようになった。昭和12年(1937年)には日本の自然湧出鉱泉中に売薬許可(第16596号)を受けその効能の確かさが揺るぎないものとなった。温泉の泉質は含鉄-アルミニウム-硫酸塩冷鉱泉。温泉の効能は神経痛、筋肉痛、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性、月経障害、慢性皮膚病など。

【開湯日】

 永禄年間に武田信玄の時代(詳細は不明)

【温泉の泉質】

 硫黄泉、硫化水素泉、単純泉など

【温泉の温度】【源泉のpH値】

   2.0度        2.5の酸性水

毒沢温泉 アクセス

●JR中央本線➡下諏訪駅➡タクシー➡約10分
●大阪➡中央本線➡塩尻駅乗換➡下諏訪駅下車➡タクシー➡約10分
●大阪➡中央道経由➡岡谷JCT➡長野道➡松本方面➡長野道大阪➡岡谷IC➡R20→R142経由➡湖北トンネル➡右下Uターン

毒沢温泉 近くの観光スポット【万治の石仏】

諏訪大社下社春宮横の砥川沿い、田んぼの中にある万治の石仏。高さ2mの半球状の自然石に頭が乗っていて、岡本太郎や新田次郎も感激したユニークな石仏。万治3年(1660年)と石仏に刻まれており、明暦3年(1657年)諏訪高島三代藩主忠晴が、諏訪大社下社春宮に遺石の大鳥居を奉納しようとした時。命を受けた石工がこの地にあった大きな石を用いようとノミを打ち入れたおり、図らずもその石から血が流れ出た。驚き恐れた石工は造作を止め、この不思議な石に阿弥陀様を刻み、霊を納めながら建立された。

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