上越国境の山懐、群馬県利根郡みなかみ町にあり、利根川の支流湯檜曽川の清流沿いに位置する湯檜曽温泉。水上温泉郷の一つに数えられ、鎌倉時代に陸奥の豪族安倍貞任の子孫である阿部孫八郎が発見したと伝え、また室町時代の初め川岸に滾々と湧く湯をみつけ「ゆのひそ村」と、名付けたのがこの温泉名の起こりと云われている。本格的な温泉の開湯は江戸時代以前だが、昭和初期には文人の与謝野晶子もこの地を訪れている。今なお豊富に湧き出る湯は肌に優しく、泉質も優しく赤ちゃんも安心して入浴できる。温泉の泉質はアルカリ性単純温泉。泉温は42度前後。温泉の効能は神経痛、リウマチ、胃腸病、婦人病、筋肉痛、関節痛、五十肩、うちみ、運動麻痺、くじき、慢性消化器病、痔病、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進、慢性婦人病など。
【開湯日】
鎌倉時代とも伝えられる(詳細は不明)
【温泉の泉質】
アルカリ性単純温泉
【温泉の温度】【源泉のpH値】
42度前後 7.6弱アルカリ性
湯檜曽温泉 アクセス
●JR水上駅➡︎バス➡︎谷川岳ロープウェイ行➡︎ゆびそ温泉➡︎下車すぐ
●JR上越線➡︎湯檜曽駅➡︎ゆびそ温泉➡︎徒歩15分
湯檜曽温泉 近くの観光スポット【天神平】
名峰・谷川岳天神尾根の途中に開けた台地で、人口降雪機を一切使わずに、舞い散るようなふわふわのパウダースノーが自慢。昭和35年(1960年)に谷川岳ロープウェイができ、ロープウェイの沿線下約3kmを滑り下りると人気の田尻沢滑降コースが。また関越道沿線のスキー場では比較的早くシーズンインし、5月まで営業することが多いのも特徴。