大船下の湯

北海道

函館の市街地から車で1時間ほどで、秘湯ムード漂う素朴な大船温泉下の湯に着く。起源年月は不詳だが天保10年(1839年)頃で、臼尻村の能戸屋藤右衛門が浴場を設けたようだ。その後、湯壷が崩壊して長い間放置されたが、明治10年(1877年)に臼尻村の二本柳家二代目庄三郎が掘削して浴舎を設け、村民村外の人に無料で入浴させたとある。この頃が大船下の湯温泉の最も賑やかだった時代なのだろうか。白濁した湯がたたえる浴槽が一つあるのみ。湯小屋のすぐ横で源泉が噴き出し、手で触れないほど熱い源泉(約60度)が注がれ、まぎれもない100%の純掛け流し。温泉の泉質は含硫黄−ナトリウム−塩化物泉(硫化水素型)。

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