蔦温泉

青森県

南八甲田連峰、乗鞍岳の東麓にある一軒宿の蔦温泉。八甲田山麓の温泉のなかでも古い歴史を誇り、平安末期の承安4年(1174年)の文献には、湯治場として記載されている。温泉は透明度が全国レベルでもトップクラス。また湯船の底から源泉が湧き出ており、足元から新しい湯が溢れんばかりに湧き出してくる。肌ざわりも滑らかで、よく温まると評判が高い。その良質の湯と湯治場としての伝統から、酸ヶ湯温泉と並んで青森県内でただ2ヶ所だけが日本百名湯の一つに数えられている。湯船から溢れ出た湯が流れる床に寝そべる寝湯の心地良さも抜群。明治時代の紀行作家大町桂月はこの温泉をこよなく愛し、奥入瀬渓流に流れる滝や岩に名前を付けて全国に紹介した。晩年は本籍を土佐より蔦温泉に移し、終のすみ家にした。温泉の泉質は単純温泉。温泉の効能はリウマチ、胃腸病、神経痛、創傷、肝臓病、痔疾、婦人病、糖尿病、病後回復など。

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