磯部温泉

群馬県

万治4年(1661年)の土地の境界をめぐる訴訟で、江戸幕府から出た判決文の地図に温泉記号が存在した。これよりも古い磯部温泉の使用例が見つかっていない為、磯部温泉の発祥の地とされた。また明治の児童文学者・巌谷小波が、舌切り雀の昔話(日本昔噺)を書き上げた。おとぎ話自体は各地で昔からあったが、巌谷小波が児童文学として現代に残したことにより、磯部温泉は舌切雀伝説発祥の地とされた。尚、舌切雀のお宿ホテル磯部ガーデンには巌谷小波がその時詠んだ「竹の春 雀千代ふる お宿かな」の句碑がある。1783年(天明3年)の浅間山の大噴火で湯量が増したとも伝えられている。温泉の泉質は塩化物泉。温泉の効能は切り傷、末梢循環障害、冷え性、うつ状態、皮膚乾燥症etc

【開湯日】

 万治4年(1661年)

【温泉の泉質】

 塩化物泉

【温泉の温度】【源泉のpH値】

   52.6度      7.1中性

磯部温泉 アクセス

●東京➡上越新幹線or新宿湘南ライン➡JR高崎線➡JR高崎駅➡磯部駅➡徒歩3分
●東京➡上信越道➡松井田妙義IC➡車➡約15分➡磯部温泉
●東京➡関越道➡藤岡JCT➡上信越道➡松井田妙義IC➡➡車➡約15分➡磯部温泉

磯部温泉 近くの観光スポット【温泉記号】

磯部公園と磯部駅前に温泉記号の石碑がある。そもそも万治4年(1661年)に、農民の土地争いで評決文「上野国碓氷郡上磯部村と中野谷村就野論裁断之覚」が江戸幕府から出された。その添付図には磯部温泉を表す温泉記号が二つ描かれていた。後に専門家が調査した結果、この温泉記号は我が国で使われた最古のものと判明。こうして磯部温泉は温泉記号発祥の地となった。

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